行動規範

1.1 なぜ、この規範が必要なのでしょうか?

倫理に関する点が第一です―当社は決して法律に違反しません!

しかし倫理はお互いの間で、あるいは対外的にどのように行動すべきかに関することでもあります。

エアアジアでは、適用されるすべての法令を順守します。 私たちはすべてのステークホルダー(当社の株主、お客様、取引先、従業員、近隣の地域社会など)に敬意をもって接します。

私たちはすべての従業員、取締役、代理店、販売員は同じ信念を共有し、追求しなければならないと考えています。 同じ基準に従うという姿勢がなければ、あるいはこれらの条件のいずれかに違反することがあれば、エアアジアの一員になることはできません。 また、それぞれの地域によって、より詳しい独自の方針を有しています。 それらの方針をご確認ください。

では、重要なものは何でしょうか? 重要なのは以下の点です。

  • 当社が公正に、公平に、倫理的に、そしてなによりも安全を最重視して事業を行うこと
  • 適用されるすべての法令を順守すること
  • 当社のお客様、取引先、地域社会との関係、およびお互いの関係のすべての基盤を誠実さとすること
  • 環境を尊重し、私たちの環境に対する影響を認識してそれを最小化すること
  • エアアジアの正直さ、誠実さ、評判、あるいはその事業遂行能力について疑問を持たれるいかなることも行わないこと
  • その他の関係者に、エアアジアの方針や実務および雇用条件で禁じられているいかなる任務も実行させないこと

1.2 私たちにとって重要なことは何でしょうか?

1.2.1 良好な職場環境を整備すること

私たちは、どのような背景を有する人にとっても多様性があり、前向きで、お互いを尊重しあう、明るい職場環境を整備します。 私たちは当社の人材を、能力と実績に基づいて評価し、昇進させます。 私たちは、エアアジアのすべての従業員の間で共通のビジョンと目的意識が持てるよう最大限の努力を尽くします。

肌の色、宗教、人種、性別、性的指向、国籍、婚姻状態、祖先、社会的経済状態、身体的障害による差別のない環境を整備することによって、平等な雇用機会が与えられるよう努めています。 私たちはいじめ、いやがらせ、その他品位を貶めたり脅しとなったりする行為は一切容認しません。 私たちは、人々を引き離すものではなく、結びつけるものを重視しています。

1.3 社内外の環境

1.3.1 健康、安全、自然および環境

当社の事業の性質を考慮したうえで、私たちは当社のお客様、自分自身、周りのすべての人に対して、非常に高いレベルの安全、満足、健康を提供します。 私たちは環境にやさしい技術や実務を開発し、採用し、利用することによって、環境面での影響を最小化します。

1.3.2 薬物や暴力のない職場

エアアジアにおいては、薬物や薬物に関係した活動は一切許されません。 私たちの職場を薬物とは無縁の状態で維持しましょう! 暴力も禁止です―問題や意見の不一致は、適切なチャネルを利用し、まわりのすべての人々に敬意を持って、礼儀正しい方法で解決します。

1.4 私たちの働き方

1.4.1 私たちの業務およびすべての行動における安全性の保証の仕方

私たちは明確で総合的な安全方針と手続きを定めており、それらを厳格に順守します。 私たちは改善の機会を常に探り、安全性の不具合や違反の可能性を常時警戒します。それらのすべての事例は確立されたチャネルを通じて報告します。 エアアジアの安全性を脅かす一切のことは行いません。

1.4.2 エアアジアの資産、財産、時間、情報、その他のリソースの使い方

廃棄、損失、盗難、危険または不正な使用を防ぐための手続きおよびガイドラインに従うことによって、これらの資産やリソースを適切で効率的に利用します。 エアアジアの事業に対して不要な追加コストや混乱を発生させたり、事業を行う実際の、または潜在的な能力を阻害したり干渉したりするようなことは行いません。

エアアジアの財産および資産、例えば航空機、建物や機器、ITリソースなどは十分に管理され安全に保護されなければなりません。 エアアジアの財産および資産の個人な使用は禁じられています。 私たちは、エアアジアの航空機、施設、資産へのアクセスおよびそれらの使用に関するすべてのセキュリティ要件に従います。

旅行時には、すべての要件とガイドラインに従うことによって旅行費用を最小化します。 私たちは、エアアジアの目標が最小限のコストで達成されるよう常識的に考え、合理的な判断を行います。

エアアジアのコミュニケーション・システムを使用する際には、個人的な使用は必要最小限に限っています。 私たちはテクノロジーを最大限活用し、最小のコストで最大の利益が出るようにします。 私たちは違法な、非倫理的な、問題となる、あるいはエアアジアにとって不名誉となること、あるいは政治活動や外部の第三者を支援するために、許可なくテクノロジーを利用することはありません。

テクノロジーは急速に変化するため、全く新しいもの、予想していなかったものが出現し、広く使われるようになる可能性があります(ソーシャル・メディアや新しい機器、あるいはテクノロジーを利用する新しい方法など) 時には、方針およびガイドラインが追いつけないこともあります。 そうした場合にどうしたらよいかについての指針が必要であれば、当社の行動規範を思い出してください―法を犯さず、規範のいかなる部分にも違反せず、会社の利益を最大限に維持すること。自分が接してもらいたいと思うように他の人に接すること。最善の判断を用い、確信が持てないときには自分の上司または適切な人に助言を求めることです。

1.4.3 私たちがノウハウや権限を行使する方法

私たちは誰が何を決定できるかについて、方針と規則を有しています。 私たちがエアアジアを代表する権限を有する場合、他の関係者に対してはエアアジアのみを代表します。その場合は、常に権限内で行動します。

1.4.4 お客様、取引先、競合他社、政府当局との間で維持すべき関係

私たちは敬意と理解をもってお客様に接し、お客様からその個人情報を共有してもよいとの同意がある場合を除き、個人情報を保護します。 私たちは取引先と公平に、公正に接します。 取引先の選定においては、確立されたガイドラインと規則に従わなければなりません。

私たちは適切で率直な態度で政府当局の要請に応えます。 当社に関する公共向けの情報は、責任を有する担当者またはかかるコミュニケーションを行うことを許された人からの提供に限定されます。

1.4.5 競争の方法

私たちは優れた価値提案に基づいて競争します―つまり、商品とサービスを、当社のビジネスモデルと戦略の実行を通して、魅力的な価格と高い品質で提供することによって競争するのです。 私たちは競合他社に対して率直に、プロフェッショナルに接します。 私たちはすべてのレベルで公正にかつ率直に、そして真摯に競います。

1.4.6 汚職や賄賂の問題への対処方法

私たちは、仕事を獲得するため、あるいは自分自身または他の人の個人的な利益を得るために違法な、または不適切な有価値の贈答品や金銭の授受を行うことはありません。 また、腐敗行為、もしくはそのように解釈される可能性のあることを行うために仲介者を使うこともありません。

私たちは、仕事を獲得するため、あるいは会社もしくは自分自身または他の人が利益を得るために違法な、または不適切な有価値の贈答品や金銭の授受を行うことはありません。 また、腐敗行為、もしくはそのように解釈される可能性のあることを行うために仲介者を使うこともありません。 私たちは、業務を獲得、または維持することを目的として、何らかの行為または意思決定に影響を与えるため、もしくはその他の不適切な便宜を得るために金銭または有価値のものを提供しようとする提示、支払い、支払う約束、支払いの承認を行うことは固く禁じられています。

1.4.7 贈答品および業務上の厚意への対応方法

贈答品や業務上の「厚意」の提供、または受け入れは慎重に行います。 そうした贈答品が業務上の意思決定に影響を与えることを意味する場合には、受け取りません。

1.4.8 マネーロンダリングは違法で危険

マネーロンダリングは、違法な資金を適法な資金に変換するために利用される適法な手段のことを意味します。 エアアジアでのマネーロンダリングは阻止しなければなりません。 マネーロンダリングは危険で、エアアジア、その取締役や役員に深刻な影響を与えるだけでなく、エアアジア以外にも悪影響を及ぼす可能性があります。 エアアジアが他人によってこうした目的に利用されることも、阻止しなければなりません。

1.4.9 個人の利害や行動とエアアジアを関連付ける方法

エアアジアで勤務しているときは、会社からの書面による承認なくエアアジアの勤務時間内に別の職務の兼任や他者に対する業務を行うことはできません。

エアアジアと雇用関係がある従業員が、自分と利害関係のある個人または組織とエアアジアが取引を行うことになったと認識した場合、該当する従業員は速やかに自身の利害関係を申告し、かかる取引に関する審議や交渉には参加しないものとします。

1.4.10 外部の会社の任務、職務、所有を取り扱う方法

業務以外での行為は、エアアジアとの業務上の関係に影響を与えず、エアアジアの業務上の利益と相反しないものでなければなりません。 当社の業務上の関係に影響を与える業務の例としては、取締役の業務、お客様、取引先、合弁事業のパートナーまたは競合他社の事業に対するコンサルティング業務、もしくはそれらの所有などが挙げられます。 さらに、エアアジアとの雇用関係に影響を与える可能性のある領域または性質の職務や地位も含まれます。 またこれは、利害の衝突があるように思われるその他の仕事や付属業務にも適用されます。

1.4.11 政治活動については?

政治活動を行うことに問題ありません。ただし、エアアジア社外での活動に限定すること、プライベートな時間を使うこと、エアアジアのスタッフの身分では行わないことが条件となります。 エアアジアは、直接的な資金援助、または有給での労働時間の提供のいずれの方法においても政党への支援は行いません。 こうした政治活動がエアアジアにとっての問題や不名誉な事態を引き起こすことがないようにするものとします。

1.4.12 嫌がらせや脅しは、許されない不当な行為

嫌がらせおよび脅し(暴言または身体的虐待、人種または女性差別的発言、迷惑な性的誘惑もしくは不適切な性的接触、性的な意味合いを持つ身振りや画像、ジョーク、発言など)は不快かつ不当であり、多くはそれによって職場が非常に居心地の悪い場所となります。 基本的に、他人からの迷惑な、または一方的な行為は嫌がらせや脅しとみなされます。 私たちはそうした行為に加担したり、それを容認したりすることはありません。

1.5 利害の衝突

1.5.1 忠誠心、誠実さと利害の衝突

私たちは個人としての生活を送る権利を有しています。しかし、職場ではエアアジアに対して率直で忠実でなければなりません。 私たちはエアアジアの利益と相反する、あるいは相反するように見えること、もしくはエアアジアの任務を遂行する際に直接的または間接的に当社の目的を阻害する活動に関与することは行いません。 エアアジアと関係を有する、あるいはかかる関係(お客様、取引先、下請け業者、現在または将来の従業員、競合他社、もしくは外部の業務関係者)を有するかもしれないすべての当事者が、利害の衝突に関与する可能性があります。 私たちは個人または家族の利害によって影響されることはありません。 何が利害の衝突なのか、衝突になる可能性があるかについては自らの判断を用います。 私たちはそれができるに足る知恵と知識を有しています。 業務の遂行においては、さらに難しい事柄について判断を行わなければならないことも頻繁にあります。 基本的な規則は、何でも迅速に、すべてを開示することです。確信が持てなければ、助けを求めましょう!

1.6 情報の機密保持および開示

1.6.1 機密保持

エアアジアでの業務を通じて私たちは、お客様、当社の業務、事業についての膨大な情報に触れることになります。 それらの情報はすべて、一般に知られていない場合は機密情報として扱われます。 当該情報は私たちの業務を遂行するためのみに用いられ、それ以外の目的で使われることはありません。 許可がない限り、私たちは企業秘密、顧客情報、秘密または機密の事業運営、プロセスを明かすことはなく、承認されていない関係者に資金を提供することもありません。

私たちは直接的にも間接的にもエアアジアまたはその株主を傷つけたり損失を負わせたりするような方法で情報を使用したり、使おうとしたりすることはありません。 私たちはエアアジアの機密情報を、家族であっても他人と共有することはありません。 また、こうした情報を公共の場で話したり、電話やコンピュータで話題にしたりするなど、思わず明かししてしまうことがないよう、注意します。

エアアジアを退職した後でも、情報が公表できない機密情報であるとみなされている限りは、情報が一般に開示されるまでこの要件は引き続き守ることが求められます。 この守秘義務は法律でも当社の雇用契約書によっても義務付けられています。

1.6.2 従業員、情報およびデータのプライバシーと保護

かかるデータまたは情報にアクセスする際、あるいは偶然にそうした情報に接することになった際には、そうするよう会社から書面などでの承認を通して許可を与えられた場合、もしくは規則、法律、裁判所命令によって要求された場合を除き、エアアジアの社内外を問わず、誰ともその情報を共有することはありません。

情報が従業員やお客様、その他誰に関するものであったとしても、公表できない可能性のある情報を処理する際には、私たちは注意深くすべての法令に従います。 私たちは業務上の目的、効率的な顧客サービス、関連する商業的活動、適切な人材の管理にとって必要な範囲に限定されたデータのみを処理します。

1.6.3 知的財産

エアアジアの知的財産―特許、商標、ノウハウ、方法、コンセプト、アイデア―は、エアアジアにとって最大の利益になるよう保護、管理されなければなりません。 私たちは他者の知的財産も尊重します。 法律または政府当局によって求められない限り、私たちは知的財産を承認されていない関係者と共有することはありません。

1.6.4 当社の株価に影響を与える情報

エアアジアグループの一部の会社は株式を公開しており、その株価に影響する可能性のある情報の取り扱いについては厳しい規則が課せられています。 承認されていない人物によるアクセスや、そうした人物に対する情報の開示は阻止しなければなりません。対象は証券取引所で受領され、証券取引所の情報システムを通じて利用可能になる、あるいは当該情報が機密扱いではなくなるまでの、株価に影響を与える可能性のあるエアアジアに関する情報です。

財務上の利益を上げるために内部情報を取引することはできません。 自分が機密情報を扱っているかどうか、どのように行動すればよいかが不明な場合には、法務部またはコンプライアンス部から助言を求めます。

株価に影響を与えるようなエアアジアに関する情報を有している、もしくはかかる情報を受領した場合は、情報が一般に公開される、または機密扱いではなくなるまで金融商品/株式の取引はできません。 エアアジアの代理として任務を遂行するために当該情報を得るための正当な必要性を有する人物を除き、直接的にも間接的にもそのような情報を誰かに提供することはできません。

こうした状況における決定要因は、通常の投資家の意思決定の仕組みの中に当該情報が含まれていたとしたら、投資家がその情報にどのように反応するかという点になります。

1.6.5 情報、コミュニケーションおよびメディアとの接触

もしそれが当社の仕事で、権限が与えられていた場合、当社が一般に公表するエアアジアに関する情報すべてを信頼性の高い正確なものとし、高度にプロフェッショナルで高い倫理基準に基づいたものとします。 私たちは(個人的な意見であっても、「オフレコ」であっても、何かの点についての説明であったとしても)、メディアからの質問に答えることはなく、メディアに対してコメントすることもありません。

その場合は、コーポレート・コミュニケーション担当、グループCEO、国別CEO、またはCFOのような適切な人物が公式に対応します。 すべての質問はその担当者に回します。 担当部門では、確立されたガイドラインに基づいてこれを行い、上場している会社に適用される規制と手続きを満たすための特別な責任を持っています。

1.6.6 情報の開示

エアアジアの報告は、すべての重要な点において適用される法令に準拠し、全面的で公正、正確、適時で容易に理解できるものでなければなりません。

エアアジアの開示プロセスに関与している場合、関連する責任の範囲においてエアアジアの開示の管理と手続きおよび財務報告にかかる内部統制に精通し、これらを順守しなければなりません。そうすることにより、関連当局およびその他のパブリック・コミュニケーション会社に提出されるエアアジアの公開報告書および文書はすべての重要な点において適用される法令に準拠していることになります。

私たちはこうした情報へのアクセスや証券取引所による受領と取引所による開示前の(あるいは情報が機密ではなくなる前の)不法な開示も阻止しなければなりません。

1.7 グッドプラクティスと管理

1.7.1 会計システムと手続き

エアアジアの会計部門はすべての取引が、適用される国内法令と正しい会計実務に従って正確に報告されていることを保証します。 年次会計報告および中間会計報告は法律、国際財務報告基準(IFRS)および一般に公正妥当と 認められた会計原則(GAAP)に基づくものとします。

1.7.2 内部統制

私たちは、目標と戦略を実践できるよう、優れた内部統制を有しています。 これらの統制は効率的で、容認できるレベルのリスクで運用できなければなりません。 資産は有形か無形かを問わず、安全に保護され、生産的に利用されています。 私たちには、財務情報が正確で適時であり、法令およびガイドラインに準拠したものであることを保証する義務があります。

1.8 責務と公表

1.8.1 報告制度

確信が持てないときに(上司、法務部、人事部に)質問することとは別に、本規範に対する違反を目にしたときにはそれらの部署と内部監査、地域の不正および調査部門に報告する義務があります。もしくはそれを、whistleblower@airasia.com 宛てにメールすることもできます。 報告すべきときに報告しないことは、それ自体が本規範に対する違反となります。 報告は機密に取り扱われ、報告が誠意を持って行われたものである限り、報告者に対しては特に影響を受けることはありません。

1.8.2 違反報告書

本規範は容認できる最低基準を設定したものです。 すべてのケースや事例を対象とすることは明らかに不可能です。 私たちは常に適切な判断を適用しなければなりません。 本規範に違反した場合は、違反者に対して何らかの措置がとられる可能性があります。

本規範はすべての方針および手続きに加えて、既存の諸条件を補完するものです。 本規範もしくはその一部は、エアアジアの必要性または変化する状況に対応するために随時変更される可能性があります。